比較公開 2026-08-30スワアビラボ編集部

スワップがいちばん低い会社は、いつも同じか — 通貨ペアごとに入れ替わりを実測

FXのスワップポイントは会社によって違い、その差はいちばん高い金額といちばん低い金額で決まります。では、そのいちばん低いところは日によって入れ替わるのでしょうか。当サイトは10社の公表値を毎営業日記録しているので、通貨ペアごとに「その日いちばん低い金額を出していたコース」を並べ、期間を通じて同じだったのかを数えられます。いちばん低い額に複数のコースが並んで1つに決まらない通貨ペアがあること、買い側と売り側で違うこと、そして2番目との差がごくわずかな通貨ペアがあることも、実測で示します。

FXのスワップポイントの買い側で、その日いちばん低い金額を出していたのはどこか。 それが期間のあいだに変わったかを、通貨ペアごとに数えました(数える単位は会社ではなくコースで、同じ会社でも金額の違うコースは別に数えます)。31の通貨ペアのうち12で、いちばん低いコースの顔ぶれが一度も変わりません。 その内訳は、ずっと同じ1つのコースだけが最も低かったのが10同じ複数のコースが同じ額で並んだままだったのが2です。2026-08-19から2026-09-15まで、10社の公表ページから毎営業日記録した値によります(通貨ペアごとに13〜15日ぶん)。

数える単位は、会社ではなくコース

この記事が1つと数えるのは、あるコースがその日に出した1つの金額です。 会社・コース・通貨ペアのどれかが違えば、別の1つとして数えます。 1つの会社が、金額の違うコースを2つ公表していることがあります。その場合は2つと数えます。ですから、この記事の「コースの数」は会社の数より多くなることがあります——通貨ペアごとのページには「◯社」と書いてありますが、同じ数字ではありません。

この記事が追いかけるのは、その日いちばん低い金額を出していたコースです。 同じ額のコースが複数あれば、その全部をいちばん低いコースとして数えます。 どれか1つだけを選ぶと、並び順のような本来意味のない理由でそれが決まってしまうからです。 「入れ替わり」は、前の記録日と、いちばん低かったコースの顔ぶれが違った日の数です。 数えたのは、5つ以上のコースの金額がそろった日だけです。 期間は、10社ぶんの取得がそろった2026-09-15までで区切っています。 スワップが数日分まとめて付く日は、前の記録と直接比べられないので数から外しています。

いちばん低いコースは、いつも同じか

買い側で12の通貨ペア、売り側で15の通貨ペアが、 記録した全ての日でいちばん低いコースの顔ぶれが変わりませんでした。いちばん入れ替わったのは買い側のGBP/CHFで、14日のあいだに8回替わりました。 その間に最も低くなったコースは2つあります。

「顔ぶれが変わらない」と「ずっと同じ1つ」は違います。前者は、その日いちばん低かったコースの組み合わせが動かなかったという意味です。 組み合わせが1つだけなら後者になりますが、複数のコースが同じ額で並んだまま動かない通貨ペアが2あります。 この場合、「いちばん低いのはどこか」という問いには複数のコースが同時に当てはまります。

ずっと同じでも、2番目との差は1銭のことがある

いちばん低いコースが動かないことと、そのコースが他より大きく低いことは別です。 表の「2番目との差」は、その日の最も低い額と、そのすぐ上の額との差(1万通貨・1日あたりの円)を、期間で並べて真ん中に来る値です。ずっと同じ1つだった通貨ペアの中で、この差がいちばん小さいのはCNH/JPYで、1円でした。 当サイトが記録している金額の刻みは0.01円なので、刻みのごく数個ぶんです。いちばん低いコースがずっと同じであることは、そこを選ぶ理由にも避ける理由にもなりません。差がいくらかは、表の別の列にあります。

最も低い額は0円のこともあれば、マイナスのこともある

買い側では4の通貨ペアで、最も低い額が0円だった日がありました。 こうした通貨ペアで0円を公表している会社が1社だけなら、最も低い額を出しているのはその会社だけです。 2社以上あれば、毎日その全部が同じ0円で並びます。どちらの場合も、この「ずっと同じ」は各社が競って金額を下げた結果ではありません。0円は「記録が無い」という意味ではありません。会社が0円と公表していた、という実測値です(記録が取れなかった日は、この集計から外れます)。

ただし、買いでもマイナスの額を公表している会社があります。その会社でその通貨ペアを買うと、スワップポイントは受け取りではなく支払いになります。 ですから、0円は買い側の下限ではありません。 マイナスの額が出ている通貨ペアでは、0円を公表している会社があっても、その会社が最も低いとは限りません。

最も低い額に、いくつものコースが並ぶ通貨ペアがある

買い側の4の通貨ペアでは、いちばん低いコースが1つに決まった日が1日もありませんでした (CZK/JPY・HKD/JPY・SEK/JPY・TRY/JPY)。 毎日、最も低い額に複数のコースが並んでいたということです。 売り側で同じだったのは1の通貨ペアです。

ただしこれは「毎日入れ替わっている」という意味ではありません。 この中には、同じ複数のコースが全ての日で同じ額に並んだままだった通貨ペアが含まれます(表の「入れ替わった回数」が0のもの)。 1つに決まらないことと、入れ替わることは別の話です。 こうした通貨ペアは「いちばん低い日が最も多いコースの割合」も100%になり、 1つのコースがずっと単独で最も低かった通貨ペアと、この列だけでは区別が付きません。

通貨ペア買い・数えた日数買い・コースの数買い・1つに決まった日買い・最も低くなったコースの数買い・入れ替わった回数買い・いちばん低い日が最も多いコースの割合買い・2番目との差売り・1つに決まった日売り・最も低くなったコースの数売り・入れ替わった回数
AUD/JPY151115/15日10回100%6円10/15日56回
CAD/JPY151015/15日10回100%6円15/15日21回
CNH/JPY15715/15日10回100%1円15/15日10回
EUR/AUD15915/15日10回100%17円15/15日10回
EUR/GBP14914/14日10回100%29.75円14/14日10回
GBP/JPY141114/14日10回100%9円13/14日24回
MXN/JPY131113/13日10回100%7円13/13日10回
SGD/JPY15515/15日10回100%8円15/15日10回
USD/CHF15915/15日10回100%40.8円15/15日10回
ZAR/JPY151115/15日10回100%6円15/15日10回
USD/CAD15715/15日21回73%6.2円15/15日10回
GBP/CHF14914/14日28回64%0.5円14/14日10回
CHF/JPY151015/15日23回53%9円8/15日32回
EUR/NZD15615/15日33回53%12.5円12/15日35回
NZD/USD15915/15日21回53%7.3円9/15日57回
EUR/USD151014/15日21回100%8円15/15日22回
EUR/CHF15914/15日24回93%0.4円15/15日22回
USD/JPY151114/15日33回80%6円14/15日24回
AUD/NZD15814/15日45回73%4.6円15/15日33回
GBP/AUD14913/14日22回86%3.5円14/14日21回
NOK/JPY15611/15日22回100%1円15/15日10回
NZD/JPY151111/15日55回47%2円15/15日32回
HUF/JPY14710/14日23回100%0.1円14/14日10回
EUR/JPY151110/15日23回93%6円10/15日33回
GBP/USD14109/14日64回86%1円10/14日21回
PLN/JPY1575/15日42回67%2円15/15日10回
AUD/USD1593/15日22回100%1円15/15日23回
CZK/JPY1560/15日50回100%0.1円0/15日20回
HKD/JPY1560/15日30回100%3円14/15日22回
SEK/JPY1560/15日47回100%1円15/15日10回
TRY/JPY15110/15日64回100%0.1円15/15日10回

「1つに決まった日」は、その日の最も低い額を出したコースが1つだけだった日の数です。「いちばん低い日が最も多いコースの割合」は、まず、最も低くなった日がいちばん多いコースを1つ選び、 そのコースが数えた日のうち何日で最も低かったかの割合です。 同じ額で並んだ日は、その日の最も低いコース全員に1日ずつ数えます。 ですから、この割合を足し合わせても100%にはなりません。 そして割合が100%でも、そのコースが単独で最も低かったとは限りません——同じ行の「1つに決まった日」と必ず一緒に読んでください。

並びは、買い側で「1つに決まった日」の割合が高い順です。 「いちばん低い日が最も多いコースの割合」で並べると、毎日いくつものコースが同じ額で並んでいる通貨ペアが上に来て、逆の並びになります。 「2番目との差」が「—」の通貨ペアは、記録した全ての日で全てのコースが同じ額だった通貨ペアです(差が存在しません)。

片側だけ同じ、という通貨ペアの方が多い

いちばん低いコースの顔ぶれが一度も変わらなかったのは、買い側で12、売り側で15の通貨ペアでした。 数はほとんど変わりません。 ところが両側ともそうだった通貨ペアは8しかありません。 ずっと同じ1つのコースだけが最も低かった通貨ペアで見ると、両側そろうのは7です(CNH/JPY・EUR/AUD・EUR/GBP・MXN/JPY・SGD/JPY・USD/CHF・ZAR/JPY)。 つまり、両側そろって同じだった通貨ペアより、片側だけが同じだった通貨ペアの方が多いということです。

買いと売りは別々に公表される金額なので、これ自体は不思議なことではありません。 ただし、片側だけを見て「この通貨ペアはいちばん低いコースが動かない」と読むことはできません。 買いと売りの両方を使う場合は、両側について確かめる必要があります。

この数字の出どころ

金額は、10社の公表ページから毎営業日集めたものです。集めた値そのものは書き換えていません。 期間は2026-08-19から2026-09-17で、10社ぶんの取得がそろった2026-09-15までで数えています。数えた日数は通貨ペアで13日から15日と違います——各社が金額を公表する刻みが通貨ペアによって違い、数日分がまとめて付く日を数から外しているためです。 各社の公表を取得できる時刻も違うので、いちばん新しい日には、まだ届いていないコースがあります。 1つでも届いていないと、その日は別のコースがいちばん低く見えてしまいます。

この記事が示せるのは、いちばん低いコースがずっと同じなのか、入れ替わるのかという通貨ペアの性質までです。 どの会社が最も低かったかは公開していません。 当サイトのデータでは、その会社が他の通貨ペアでも低いのかを言えないからです (扱う通貨ペアの範囲も、金額の単位も会社ごとに違います)。 数え方は算出方法のページに公開しています。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 記事中のスワップポイント等の数値は、当サイトが自動で集めたデータ(基準日 2026-09-17)から、 ページを作り直すたびに入れ替えています。最新値は必ず各社公式サイトでご確認ください。
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よくある質問

いちばん低い会社を避ければ、その差のぶんだけ得をしますか

いいえ。この記事が数えたのは「その日いちばん低い金額を出していたのが、期間を通じて同じだったか」だけです。実際に受け取る額は、持っている数量、持っていた日数、その間に各社が金額を書き換えたかどうかで決まります。また、いちばん低いコースがずっと同じだからといって、そのコースが大きく低いとは限りません。表の「2番目との差」の列を見てください。1日あたり数銭しか違わない通貨ペアもあります。

「いちばん低いコースが変わらなかった」と「ずっと同じ1つだった」は違うのですか

違います。「変わらなかった」は、その日いちばん低かったコースの顔ぶれが、前の記録日と同じだったという意味です。顔ぶれが1つのコースだけなら「ずっと同じ1つ」になりますが、複数のコースが同じ額で並んだまま動かない通貨ペアもあります。買い側では前者が12の通貨ペア、そのうち後者が10でした。差の2は「毎日、同じ複数のコースが同じ額で最も低く並んでいた」通貨ペアです。

「いちばん低い日が最も多いコースの割合」が100%なのに、「1つに決まった日」が0日なのはなぜですか

この割合は、まず、最も低くなった日がいちばん多いコースを1つ選び、そのコースが数えた日のうち何日で最も低かったかを示した値です。その日の最も低い額に複数のコースが並んだときは、当サイトはその全部を「いちばん低いコース」として数えます(どれか1つだけを選ぶと、並び順のような本来意味のない理由でそれが決まってしまうためです)。ですから「毎日、複数のコースが同じ額で最も低く並び、その中に同じコースが居続けた」場合も、割合は100%になります。1つのコースがずっと単独で最も低かった場合と、この割合だけでは区別が付きません。だから表には「1つに決まった日」を隣に並べています。

最も低い額が0円というのは、データが無いという意味ですか

いいえ。0円は「その会社がその通貨ペアの買いについて0円と公表していた」という実測値です(記録が取れなかった日は、この集計から外れます)。買い側では4の通貨ペアで、最も低い額が0円だった日がありました。こうした通貨ペアで0円を公表している会社が1社だけなら、最も低い額を出しているのはその会社だけです。2社以上あれば、毎日その全部が同じ0円で並びます。ただし、0円がいつも最も低い額になるとは限りません。買いでもマイナスの額を公表する会社があります。そうした通貨ペアでは、0円より低い額が最も低くなります。

この期間より前や後でも、同じ結果になりますか

わかりません。ここに出しているのは2026-08-19から2026-09-15までに記録した値で、通貨ペアによって13日から15日ぶんです(各社が金額を公表する刻みが通貨ペアで違うため、日数がそろいません)。各社が金額を書き換えれば、いちばん低いコースも変わります。期間を長く取るほど、「一度も変わらなかった」通貨ペアは減ります(増えることはありません)。この記事の数字は毎営業日の記録から作り直しているので、日によって変わります。

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